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緑内障について知る

目の見え方が変わってきたなと感じたら お気軽に検診されることをおすすめします。
緑内障は、視神経の障害によって視野が欠け、それが進行すると、最悪の場合失明に至る大変怖い目の病気です。実は、緑内障の有病率は非常に高く、40歳以上の日本人では約5~7%の人にその可能性があるという統計結果も出ているほどです。

緑内障の症状

緑内障の症状
緑内障にはいくつか種類があり、大きく「慢性緑内障」「急性緑内障」に分けることができます。よくあるのは「慢性緑内障」で、この場合、自覚症状がほとんどありません。そのため、「最近何だかよく見えない部分が出てきた」と気付いたときには、かなり病気が進行していたということもあるので注意が必要です。

一方、「急性緑内障」の場合は視力低下に加え、
目の痛みや頭痛、吐き気などの症状に突然襲われます。

緑内障の原因

緑内障の原因
緑内障で視野が欠けていく直接的な原因のひとつには、眼圧の上昇が挙げられます。

丸い形をしている眼球内には眼内液(房水)が入っていますが、眼圧とは、眼球が常に丸い形に保たれるように、その内部で一定に加わっている圧力のことです。この圧力が通常よりも高くなってしまうと、網膜内側にある視神経の繊維に障害が出てしまうのです。
眼圧の上昇は、眼球内の水の出口(線維柱帯)が目詰まりを起こしたり、あるいは元々水の流れる経路が未発達だったりするために起こります。また目のケガや炎症、薬剤の使用によっても眼圧が上昇し、そのために緑内障を発症することがあります。

ところが、眼圧が正常なのに発症する緑内障もあるのです。日本人で発症する緑内障の多くはこの正常眼圧のタイプで、なぜ眼圧が正常なのに緑内障が発症するのか、その理由には不明な点も多くあります。

>>緑内障の治療について
緑内障の予防のポイントとしては、普段から見え方の状態や目の健康に気配りをするとともに、定期的な目の検診が大切です。
目の検診では、一般的に眼圧測定や眼底検査(写真の撮影)、視野検査などを行いますが、これらによって自覚症状がなくても目の異常は発見しやすくなります。
緑内障によって障害され、一度失われてしまった視神経繊維が再生することは二度とありません。だからこそ、早期発見と早期対処が重要なのです。
白内障・緑内障・硝子体疾患については 眼の専門病院の二本松眼科病院へ TEL:03-3681-1257